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2021年01月07日

ウッドストーブS vs 焚き火の箱+フォールディング煙突2500

ウッドストーブS vs 焚き火の箱+フォールディング煙突2500

冬キャンプツーリングで薪ストーブ使ってぬくぬくキャンプしたい人が検討する薪ストーブとしてテンマクのウッドストーブSと笑’sの焚き火の箱+フォールディング煙突2500が候補になってくると思います。チタン製で更に軽量な薪ストーブもありますが、販売価格や入手性を考えるとこの2台の薪ストーブをお勧めします。

ウッドストーブS vs 焚き火の箱+フォールディング煙突2500

どちらの薪ストーブもTRACER純正のパニアケースに収まります。また重量も6kg台で反対側のパニアケースにテーブル、チェアやコットを入れると重量バランスも崩れません。重量や収納性は遜色ないレベルですが、実際冬キャンプに使った場合は機能に大きな差があります。

どちらの薪ストーブも2シーズン使用したので、その機能差について今回は紹介したいと思います。

1.暖かさ:焚き火の箱+フォールディング煙突2500 > テンマクのウッドストーブS

 どらちの薪ストーブも30cmほどの薪しか投入できないので、大きな差は無いと思っていましたが、使ってみると暖かさがかなり違います。

 笑’sの焚き火の箱+フォールディング煙突2500はサーカスTCクラスのテントでも充分な暖房力があり、外気がマイナスになっても幕内は20℃レベルを維持できます。ちなみに通常の薪(40cm)がそのまま使えるフルサイズの薪ストーブは、記録的な寒波が来ていても薪内はTシャツで過ごせるレベルなので、オートキャンプで薪ストーブを使う方には物足りないかもしれません。

しかし、このサイズでこの暖かさは素晴らしいです。暖かい理由は煙突からの熱が大きいからだと推測しています。折り畳み式の煙突で断面が長方形なので、煙突の広い面から輻射熱を受けます。逆に煙突をテント内に取り込まないと薪ストーブ本体だけの熱でサーカスTCクラスを温めるには厳しいと思います。

対してウッドストーブSの熱量はそこまで暖かくありません。サーカスTCよりもPANDA TCにベストな薪ストーブです。サーカスTCクラスのテントに使うのであれば石油ストーブやガスストーブと併用することをお勧めします。

2.設営しやすさ:テンマクのウッドストーブS > 焚き火の箱+フォールディング煙突2500

ウッドストーブSをサーカスTCに組み合わせたことはありませんが、同じワンポールのPANDA TCとの説明時間を紹介します。設営時間にはコット、テーブル、チェア、ランタン等の設営も含みます。

テンマクのウッドストーブS+PANDA TC =40分 (カマボコテントソロと組み合わせても50分で完了)

暖かさ:焚き火の箱+フォールディング煙突2500+サーカスTC=2時間 (折り畳み式の煙突組立にコツが要ります)

焚き火の箱は完全な組立式の薪ストーブなので、正直設営は大変です。コツを掴めばもっと早く組立もできると思いますが、その領域に入ることはできませんでした。対してウッドストーブSは一般的な薪ストーブをただ小さくしただけなので、設営に手間はかかりません。

そちらの薪ストーブも良い所があり、使い手により評価は分かれます。ただ個人的には熟練者は焚き火の箱を選び、初心者orめんどくさがり屋はウッドストーブSを選ぶと思います。

3.熱害:テンマクのウッドストーブS > 焚き火の箱+フォールディング煙突2500

テンマクのウッドストーブは足が長いので下面(地面 or テント)への熱害が少ないです。 焚き火の箱は足が短いので熱を遮断するプレートを追加していますが、ウッドストーブであれば下面への熱は心配いれません。一応熱害を受けないようにカーボンシートを使っていますが、実質薪置きとなっています。
注:ただ、使用インプレはウッドストーブSなので発熱量の大きいモデルは、注意した方が良いと思います。

※テント内で火器を使うことは非常に危険なので、一酸化炭素チェッカや火器周辺に燃えないものが無いか注意してください。薪ストーブのインストールは自己責任となるので、ファミリーキャンプを楽しむ方にはお勧めしません。

どれもお勧めの薪ストーブです。Winnerwell Nomad Sは所有していませんが、ウッドストーブSの兄弟モデルなのでキャンプツーリングには最適です。





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